車椅子利用者でも超低価格で安全に天然温泉を楽しめる伊豆潮風館

旅行・レジャー

7月の後半久しぶりに2泊3日で伊豆の温泉でのんびりしてきました。自分は「時間はあるが、お金はない」典型的な貧乏生活をしている人間なので、今回も身体障害者割引をフル活用させていただきました。その結果、家を出て家に帰るまでに使ったお金は・・・僅か10,000円程度で済みました。にもかかわらず、思う存分温泉に浸かり、のんびりと過ごすことが出来ました。

そこで今回は自分が利用させて頂いた「伊豆潮風館」についてご案内します。

伊豆潮風館ってどんなところ?

この館のオフィシャルサイトによると・・・、

伊豆潮風館は、障害者とそのご家族が宿泊休養し、健康の増進とレクリエーションの場として埼玉県が開設した静岡県伊東市にある保養施設ですが、埼玉以外にお住いの一般の方々も気軽にご利用いただくことができます。 バリアフリーが整っていますので、障害者や高齢者の皆様に非常にやさしい施設となっております。

となっています。具体的には以下の通りです。

■正式名称: 埼玉県伊豆潮風館
所有は埼玉県本体ですが、運営は民間企業に委託しているいわゆる県レベルの公共福祉施設です。
公式ホームページはこちら

■所在地: 静岡県伊東市富戸1317-89
伊豆潮風館は伊豆高原のほぼ中央にあり、有名な大室山と海岸線の中間当たりの海岸線から2kmほど離れた高台にあり、伊豆観光する拠点には丁度いい場所に位置しています。最寄り駅は伊豆急行の城ヶ崎海岸ですが宿までは2km以上あるので、一つ先の伊豆高原駅まで行き宿の無料送迎バスを利用した方がいいと思います。なお宿までの所要時間は10分程度です。また、この送迎バスには嬉しいことにリフトが装備されており、車椅子に乗ったまま利用することができます。なお近くにはコンビニやスーパーなどは無いのでご注意ください。

実はこの伊豆潮風館を自分はネットでこの春偶然見つけたのですが非常に気に入っており、今回で早くも3回目の利用でした。そこでこの記事では、伊豆温泉旅行で自分が利用させて頂いた伊豆潮風館についていろいろご紹介します。

アクセス

都心からのアクセスは・・・、

車なら、東名高速道路→小田原厚木道路→国道135号で渋滞がなくスムーズにいけば3時間程度なのですが、冬場以外の土休日の昼間は観光客で万年渋滞するルートなので、まあ5時間以上は覚悟しておいた方がいいと思います。

電車なら、新幹線か特急踊り子号+普通列車2時間強です。まあ、人それぞれ事情があるとは思いますが、無理をしたくない方は往復は電車を利用し伊東当たりでレンタカーを借りるのがベストでしょう。(20年以上湘南地方に住み、毎週のように車で伊豆に出かけていた自分の経験から)

自分は例のごとく「時間はあるが、お金はない」ので普通は以下のようにして品川から潮風館まで行っています。

品川(10:35)→熱海(12:11) 普通列車 約1時間半
熱海(13:41)→伊豆高原(14:37) 普通列車 約1時間

ちなみに自分は国内旅行する場合、新幹線以外の特急は利用しません。理由は、日本のほとんどの特急電車の車輌には電動車椅子を置くスペースが無い(=乗車できない)からです。最近やっと車椅子スペースが設けられた特急も出てきているのですが、一つの編成に1,2席しかない為、直前に予約を取るのが至難の業なのです。そのため、いつも自分は目的地までの飛行機や新幹線がない場合は、時間がいくらかかっても普通列車を乗り継いで旅をしています。まあ、それも体調や気分に合わせて気軽に途中下車出来ていい旅です。今回も全行程普通列車を利用し、熱海で途中下車して、2時間ほど熱海の街をぶらぶら散歩したので、結局宿についたのは17時過ぎでした。

ちなみに今回使った交通費は、わずか2,680円でした。

宿泊料

宿泊料はかなり細かく分かれているので、以下のリンクから潮風館のHPの最新情報をご覧ください。

伊豆潮風館 宿泊料一覧表

このご時世でこの料金は、ほんとありがたい限りです。ちなみに自分は食事なし(嚥下障害の為)の素泊まり2泊だったので、たったの(2,100+150)×2=4,500円でした。

部屋

今回自分が泊まった部屋は「和洋室」で広さは30㎡以上はあったと思います。入口のドアはスライド型のドアでトイレも車椅子に乗ったまま入れました。ベッドは2つあり、低いリビングテーブルや椅子もあったので和室部は全く使えなくてもつまみを食べながら晩酌も出来ました。なお、浴室は付いていません。このような和洋室の他にも和室と特別室があり、特別室は基本的な造りは和洋室と変わらないのですが浴室があり、部屋も広くなっています。なお、特別室は和洋室よりも5割ほど高い(と言ってもプラス1,100円ですが・・・)料金です。和室は泊まったことがないのでよくわかりません。

風呂

温泉については、館のHPでは“アルカリ性単純温泉は刺激が少ないため利用範囲が広く、静かに落ちついて休む際に適しております。効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・慢性消化器病・冷え症・疲労回復・病後回復期・健康増進・運動麻痺・関節のこわばり・打ち身・挫き”と紹介されていますが、熱海や伊東の湯と比べると温泉マニアの自分にとってはややもの足りない感じもしました。とは言ってもやはり天然温泉、香りやぽかぽかする湯上り感はなかなか自宅の風呂や普通の銭湯では味わえないものがありました。


やや遠いのですが、伊豆の海原を眺めながら湯につかることができます。最高に気持ちいいです!


浴場内に張り巡らされた手すり、洗い場の高い椅子、それと洗面器台は本当に助かりました。


車椅子でも楽々の脱衣所と車椅子利用者専用の化粧台。

ちなみに、ここ潮風館には男女別の展望大浴場以外に、障害者設備付き家族風呂(大)と障害者設備付き家族風呂(小)がありましたが、自分は展望大浴場にしか利用しませんでした。大浴場ではフロントに頼めば浴室用車椅子を借りることも出来るようですが、自走式のものがなかったので、自分は浴場に備え付けの特別な杖と浴場内各所に設置された手摺を利用して入浴しましたが、特に危険を感じることはありませんでした。

また、自分は熱い湯は苦手なのですが、ここのお湯の温度は41℃前後だったので思う存分長風呂を楽しむこともできました。なお、家族風呂を利用する場合はフロントでの事前予約が必要のようで、また車椅子リフトを利用する場合は館のスタッフが操作の手伝いをしてくれるそうです。ほんと、ありがたいですね。

ロビー他

この宿は車椅子利用者に徹底的に優しい設計なのですが、それ以外にも自分が非常に気にいった点が2つあります。
その一つは「ガラス張りで明るく広々とした吹抜けのロビー」です。


本や新聞を読みながらコーヒーを飲むこともできます。昼間は誰もいなくて静かで快適です。


吹き抜けの2階部分にもソファーがあり本を読んだり、外の景色を楽しんだりできます。


海も見えます。

二つ目は、一階ロビーの前に広がる「自然が楽しめる屋根付きテラス」です。そこには小さなテーブルと椅子があり、軽食やコーヒーなどが楽しめます。さらに嬉しいことにタバコも吸えるのです。最近首都圏では、「屋外で椅子に座って景色を楽しみながらコーヒーとタバコを楽しめる場所」は無くなってしまったので、本当に天国でした。🤗🤗🤗


自分が利用した部屋にもテラスがあり車椅子でも自由に出入りできたので、ちょくちょく缶ビールを飲みながら本を読んだり音楽を聴いたりしていました。


実はこのテラスはロビー前の広いテラスと繋がっているのです。

結局、今回は天気は良かったのですが自分は観光は一切せず、宿とその敷地内で温泉に浸かったり本を読んだりしてゆっくりと3日間を過ごしました。

残念なお知らせ

最後にちょっと残念なお知らせがあります。
こんなに素晴らしい伊豆潮風館なんですが、今月(2023年8月)いっぱいで改装のため来年の3月末まで休業になるそうです。自分は「この秋には1週間以上の長期滞在しよう」と計画していたので残念でなりません。自分はこの悲報を知ってからは連日必死で潮風館に代わるところを探しいますが、なかなか潮風館のように「安くて設備の整った宿」は見つかりません。そのため、最近では「潮風館が改装オープンするまであと半年間は長期滞在旅行は諦めるしかないか・・・」と考えています。

以上が「車椅子利用者でも超低価格で安全に天然温泉を楽しめる伊豆潮風館」のご紹介でした。

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